絵本の世界

子供「ママーッ、ご本読んでよー」
母親「(本読んで早く寝かしとけば、旦那と夜の営みができるわね…)いいわよ」
母親「昔々、あるところに……



……
………
住所不定無職の木こりがいました。彼は、以前は木材販売業を営んでいたのですが、東南アジア産の安い輸入木材との競争に敗れて会社が倒産してしまい、手元には多額の借金だけが残りました。
そんな彼にも妻がいました。お世辞にも見られた顔ではありませんでしたが美しいという形容詞がそこはかとなく似合う方でしたが、性格のいい女の人でした。


しかし、毎日のように取り立てにやってくる借金取りにおびえた彼は、妻に住○生命の終身保険を掛け、彼女を湖に連れ出しました。
湖に来た彼は得意のクローズクォターズコンバットで彼女を湖に投げ飛ばしました。


そして妻の霊を慰めるため、彼はヤハウェアッラーブッダと釈迦如来に祈っていると、突然湖が光だし、中から妖精が現れこう言いました。
妖精「貴方が落としたのはこの保険金詐欺に会った女の人ですか? それとも一戸建て庭付き都心から10km以内の3階建て家付き、舅・姑セットの女の人ですか? どちらかを絶対選ばないと刑事告発しますよ。ちなみに、そうすると謝礼もらえるんだよ、私♪」
木こり「もう両方いりませんから、貴方をお持ち帰りするって選択肢はないですか?」
妖精「え、わ、私には夫が… で、でも最近倦怠期だから… わ、割り切った関係なら… …ってダメダメですっ」


彼は悩みました。しかし、最終的に彼は決断しました。
木こり「じゃぁ、保険金詐欺に会った方で…」


結局彼は元の妻とよりを戻しました。妖精さんが気を利かせて記憶を消してくれたおかげで彼は妻に刑事告発されることも、慰謝料を請求されることもありませんでした。そして、彼は戻ってきた元の妻と末永く暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。



母親「イヤー何度読んでも感動するわねー、この絵本…(泣)」



>ジョリ吉さん
ありがとうございます。
>>エヴァ
早っ、インスタントよりも早い…w


>向日さん
ありがとうございます。
いやいや、向日さんの攻略情報は見やすくて量も豊富ですよ。